『今』をこれからに
『自粛疲れ』『自粛太り』
この2つのことについて思うことを少々。
若いお母さんが、子供や旦那さんにストレスを感じる。というような記事を先日見掛けました。
こんな状況でも仕事に行かなければいけない旦那さんには、「もし、うつったらどうするの?」と出掛ける前に言ってしまう。お子さんは突然騒いで起き出してくる、等。
これを見て、「あぁ、いろんなツケが回ってきているんだなぁ」と感じました。
『我慢をしない』というツケが。
例えば、今のお母さんって、お子さんを『叱らない』か『物凄い勢いで怒鳴る』かの両極端な方が多い気がします。
『叱らない』というのは、所謂子供が何していても注意しない、という方。
私も色々なところでそういったお母さんをたくさん見てきました。
公共の場で奇声を発していても無視。触っちゃいけない物を弄り回していても無視。
そんな環境で育ったお子さんは、そりゃあ、家の中だけで過ごすなんて耐えられないでしょう。突然叫び出しもします。
お母さんも、今まではその対象が他に向いていたので気にならなかったのかもしれませんが、それが自分一人に向けば、そりゃあストレスです。だって今まで自分は関係無いと思っていたんですから。
そして『自粛太り』
全然動かないのに、今までと同じ量を食べれば太るのは当たり前です。
何でそんなにお腹が空くんですかね?私は不思議でなりません。
例えば、ちょっとお茶碗に盛る量を少なくする。おかずを一品減らす。
それだけで、全然違います。外に食料調達に行く時間も減ります。重い荷物を少し軽くすることだって出来ます。
でも、『我慢をする』ということに慣れていないと、食べたいものを食べたいだけ食べるのは当たり前で、そこに原因があるとは気付かないんですね。
食糧危機、という言葉を最近耳にしますが、皆がちょっとずつ我慢すれば、その問題をクリアするのはそんなに難しいことでは無い気がします。
だって、食べられないまま捨てられていく量を減らせるんですから。
私は、昭和に生まれて良かったな、と今更ながらに実感しています。
そりゃあ、理不尽なことや、今でいう『パワハラ』なこともたくさんありました。
『パワハラ』という概念がなかったので、誰に訴えることもできず、苦しい思いをしました。
……でも、私はそこで、『我慢して、今後に活かす』という訓練をさせてもらえてたんだと、今になると思えます。
そう思えたら、今の状況も、今後の役に立つのではないでしょうか。